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2008年07月20日

釣り探訪

こんにちは。いよいよ夏真っ盛りですね。
今日は気楽に釣りの話しです(いつも堅苦しそうなブログを書いているので、たまにはほねやすめに)。

先日、我が家から車で40分くらいの唐泊漁港(海釣り公園のちょっと先)に夜釣りに行ってきました。
繁忙期を終えて大体このシーズンに毎年釣りに行っているのですが、仕事を終えてちょっと車を走らせれば釣れる手軽な場所を求めてこの近辺で釣りをしています。

まずは釣果ですが、



アジゴ100匹前後、サバ・イワシ数匹、ワタリガニ2匹、本命のアオリイカ(1Kg)1匹でした。

釣り方は最初サビキ釣りでアジゴを大量に釣っておき、今度はそれを生餌にしてイカもしくはスズキあわよくばヒラメを狙う釣り方でした。当日は大潮で満潮23時、雨もなく絶好のコンディションでした。

決して釣りのプロではないので、大それたことは言えないのですが、釣りのポイントは事前調査と明確な戦略それとおもいっきり楽しむこと、これに尽きると思います。当日の潮・満潮時刻を下調べし、釣れている魚の情報を収集し、仕掛けをいくつか考え・用意し、現地の海の状況(潮の流れ、小魚の様子)を観察し、現地の釣り人と雑談し、最適な仕掛けを投入する。そして、釣れるかな釣れるかなとワクワクする。その点では、ビジネスにおける綿密な事前調査と明確なビジネスプランの作成及び熱意の重要性と相変るところはないと思います(あ、また堅苦しそうな話をしそうなので、元に戻します)。
そして、それを繰り返して蓄積されたノウハウやデータベースをまた次に活かす・・ですね。出身が熊本県八代市で球磨川河口を眼の前にする恵まれた環境の中で、子供のころから自然と釣りをいそしんでいたこともあり、ノウハウ・データベースは20年を超える!三つ子の魂百までとはこのことか!と感じつつ、人口100万人を超える都会の福岡でさえ、これだけ手軽に釣りを楽しめる環境のすばらしさ・・福岡っていい所だなぁとマリノアの夜景を背に思った次第です。

それから、釣った魚の行方ですが、調理して我が家の食卓にのぼりました。最後に、部屋や台所が魚臭くならないように、妻に言われる前に掃除する(涙)・・これまたビジネスにおけるアフターフォローの重要性と同等ですね(笑)。



  


Posted by ayamizu at 11:54Comments(0)パース先生

2008年07月14日

またまたドラマに勝手に注釈

 暑いですね~。もう自宅のベランダにセミがウァンウァン泣き始めました。さて、定番?の会計士ドラマへのコメントです。

 前回までの放送を総括すると、公認会計士で構成する監査法人の若手会計士が厳格な姿勢で監査に臨み、会社の不正をただす反面、会社を倒産させる事態に陥ったり、経理担当者が自殺したりなどして自らの仕事・方向性に対して葛藤していく姿が描かれ、また、新たに厳格監査を旨とする新しい監査法人のメンバーとして奮闘していく姿が描かれていました。


 土曜日の放送では、ドーナツの直営店及びFC展開を手掛けるベンチャー企業(プレシャスドーナツ)が株式公開(IPO)を目指し、当該社長が主人公の若手会計士若杉さんと既知の仲ということもあり、株式公開の予備調査、その後の会計監査を依頼されたものの、会社の粉飾決算及びFCのフランチャイジーから加盟金を収受しておきながら、いまだ未出店&加盟金の返還も認めないという会社の実態を知り、社長にこのままでは上場できない旨進言するも、彼の所属する新監査法人(組織)のスタンスとしてはそれを容認して上場させるという内容が描かれていました。 
 と同時に、彼の一人娘が彼の勤務中に怪我をし(奥さんとは別居中)、彼では娘の面倒を見れないと感じたのか義理の母に娘を連れ出され、一人の父親として葛藤している一面も。


 土曜日の放送を受けていろいろ思うとことはあるのですが、まず、会社が株式公開するにあたり「予備調査」という言葉が出ましたが、これは株式公開する数年前に、会社が社会の公器たる上場会社になるために足りない部分(例:税務基準ではなく、一般に公正妥当と認められる会計基準に則り会計処理を実施しているか?特別利害関係者との取引などないか?)を調査し改善していくために実施するものです。
 ですので、現実的には、予備調査を社長から依頼されてから、プレシャスドーナツが株式公開するという記事が掲載されるまで数年(最低3年)は経過していることになります。ドラマではあっという間でしたね(笑)。え!もう株式公開なの?早っ!って。


 それから、プレシャスドーナツが加盟金での粉飾決算(フランチャイジーからの加盟金12億円を売上高に計上)とあって、どこがいけないのか?分かりづらかったかもしれないので注釈を付けると、契約形態にもよるのですが、フランチャイジー(FCに加盟する人)がFC展開する会社に加盟金を預けて将来FCを脱退する際には返還する旨の契約であれば、会計上は将来返還する義務のある「預り金」であって、売上高などの収益ではないんですね。つまり、貸借対照表上の負債の部に計上して、精算時に契約内容に応じて全額返還するのか、あるいは契約により一部収益にあげるのか・・ただ、ドラマを見ていると、フランチャイジーの老夫婦の言葉に加盟金は返還しない旨の契約があったとあるので、そうすると収益(売上高)として処理することも構わないのではないかと思う反面、出店見込みが乏しいのに多額の加盟金を募った会社のモラル違反は甚だしい=上場なんてとんでもない(よく監査報告書にサインしたなぁ)というのが正直な感想です。 

 
 最後に、蛇足ですが、土曜日の放送では株式公開を目指すにあたり粉飾決算を行ったベンチャー企業が焦点でしたが、勿論真っ当なビジネスを通じて会社の収益を上げ、株式公開を果たし、またそうしようとしている会社が大多数であって、そうでない会社がいたがためにベンチャー企業全体が疑われる(近時の新興市場の株価低迷)ことはあってはならないと思いますので、念のために。また、逆にそういう疑いを持たれるようなことはしないということも念頭に置いておかねばならないですね。
  


Posted by ayamizu at 12:56Comments(0)パース先生

2008年06月30日

役員給与

 こんにちは。会計士・税理士の永野です。

 最近雨が続いていますね。早く晴れてスカッとした天気にならんかなと思っているのですが。では、今日は以前受けた税務上の相談で基本的なことですが、ベンチャー企業の方にもお役に立てそうな内容を。

 役員給与の話です。ベンチャーを立ち上げられた方は自分の給与としての取り分をどうするか考えられることも多いと思います。例えば、会社は6月の定時株主総会において想定より業績が良く、役員に支給する定期給与を増額する決議をし、期首の4月から遡って4月~6月分の増額分を7月に一括して支給することにしたとしましょう。本来、役員に対する給与も次の①~③の内容であれば法人税法上損金に算入することができます。つまり、①定期同額給与(支給時期が1か月以下の一定期間であり、かつその事業年度の支給額が同額である給与)、②事前確定届出給与、③非同族会社における利益連動給与のいずれかに該当する場合です。しかし、会社が①に合致するよう毎月同額の給与を役員に支給していたとして、4月~6月の増額分を一括支給してしまえば、①を満たさなくなるのでは?との問題が生じます。結論を申し上げると、遡って既に終了した役員の職務に対する給与増額分は税務上損金の額に算入されず、その分法人税が減少することはないということです。ですので、会社の損金扱いになると思って、増額支給したにもかかわらず、その分利益は減少し、けれど増額分に対応する税金の支払いは必要ということになりますので、法人における役員給与の扱いは十分に注意が必要です。
 しかし、ベンチャー企業って目いっぱい頑張ったら会社の利益も出て、それに比例して役員が多く報酬をもらって然るべきなのに、定期同額給与or事前確定届出給与であれば獲得するであろう利益に関係なく役員の給与は事前に固定・・・って何かベンチャー企業には馴染まないというか、一部のサラリーマン大企業以外ではその発想はありえないという違和感を感じずにはいられませんね。


【追伸】以前ご紹介したNHKドラマ監査法人第3回・・見たんだけど、わかりづらい箇所があったと伺ったので、蛇足ですが(細かい箇所は抜きにして)注釈を書き連ねます。
 時代背景としては平成14年~15年あたりと推測されるのですが、東都銀行と監査法人の監査現場でのやりとりの中で、貸出先を正常先から破綻懸念先など区分を変更することにより自己資本比率が4%を下回るとか・・・そんなやりとりがなされていました。
 本来、各金融機関は貸出先の資産内容等を査定し、回収に懸念がある貸出金に対し、貸倒引当てを行わなければならず(最大100%)、特に危なっかしい会社(飛鳥屋など)に貸出をしている場合、この不良債権の自己査定次第で金融機関の引当額(=費用)が増加する→剰余金が減少する→自己資本比率が下がるという構図になります。そして、ジャパン監査法人の会計士は東都銀行の自己査定の結果の引当額が不足しているので、積み増しする必要があると指摘していたのです。また、金融機関の経営の健全性を確保するために、各金融機関には上記の自己資本比率が4%以上(国内基準)であることが求められ、これを下回ると経営改善計画の提出・実行など、最悪のケースでは業務停止命令が下されるなど、金融機関にとっては重要な指標となっており、東都銀行が最後までこの指標に拘ったのはこのような経緯があるからです。以前、銀行の国有化などの言葉が紙面を飾りましたが、それと近似した状況です。
 そうすると、多分、その当時話題に上がった金融機関やそれに伴い適切な監査を行っていたのか疑問視された監査法人(フィクションではなく、ある意味事実)がモデルになっているのだなぁと推察されます。脚色されたドラマですので、現場でそんなことはしないよ(例えば、相手先会社に出向いて反面調査のごとき聞き取りをすることなど)と思う反面、過去の時代の潮流をシビアに描いているなぁと感じるところでもあります。
  


Posted by ayamizu at 17:07Comments(0)パース先生

2008年06月17日

会計士を題材としたテレビ番組

 こんばんは。公認会計士・税理士の永野です。
今日は、タイトルのとおり、一つ会計士の紹介を兼ねてテレビ番組の紹介を。

 弁護士・医者を題材としたテレビドラマは枚挙にいとまがないほど放送されていますが、超レアな?会計士を題材としたドラマ「監査法人」が現在進行形で放送されています。ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、NHKで土曜日の21時から放送されています。↓
http://www.nhk.or.jp/dodra/kansahoujin/index.html

 前回の放送では、公認会計士で構成する監査法人の若手会計士が厳格な姿勢で監査に臨み、会社の不正をただす反面、会社を倒産させる事態に陥り、葛藤していく姿が描かれていました。前回の放送を受けて、(会計及び監査にあまり明るくない)知人から、不正を行った北陸建設工業が悪いことをしているんだろうなというのは何となく伺えたけれど、何がどう悪いのかはよく分からん・・との指摘を受けました。
 NHKも視聴者の理解に苦しむ言葉には、テロップで意味がわかるようにしてくれればいいのにと思いながらも、答えた次第です。

 通常、建設会社は建築主から依頼を受け、マンション等建設しますが、ディスクローズが要求される上場会社等では、計上される売上高には実現性が求められます。つまり、建築物を完成させ、引き渡し、建築主が検収という名の建築物の確認を実施し、問題なければ、その時点で建設会社が売上高を計上していいことになるわけです(工事完成基準が前提の場合)。「工事完了報告書」があるのか?などの言葉が飛び交っていたのはそのためです。
 しかし、ドラマの建設会社ではどうだったかというと・・・いまだ完成していない建築物を完成したかのごとく見せたり、土地買収だけが済んている状態で売上高を計上したりということで、翌期以降になるはずの売上高を当期に先食いしているのですね。当期の売上高を水増しして業績を良く見せるために。

 若手会計士がドラマの中で、確か会社の担当者に「売掛金台帳を見せて下さい」と言っていたかと思うのですが、要は売上高は上がっているけれど、入金がなく回収サイトが長くなっている状態であれば、前述したような先食いの売上高がある可能性があるため、それを確認していたんですね。後は現場視察でウラを取る。それを受けて、会社は慌てて、マンションが完成して、あたかも住民が入居している(売上高の計上に問題がない)ことを装うために、工事中の足場を外したりと巧作する・・・あそこまで大胆な会社は今のご時世それほどないかと思うのですが。
 しかし、依然として粉飾決算を行う手口としては、①売上高を先行させる、②在庫を過大に評価するというのが最もやりやすい手ではあるでしょう。

 とはいえ、会計士がクライアントから多額の監査報酬をもらっていて、それでいて会社の不正を正す結果、会社が右肩下がりになるというのは、通常の合理的な経済取引の観点からすれば、相矛盾するところがあるように感じられる方も多いと思います。監査って誰のためにやっているの?報酬もらっているクライアントのため?ディスクローズの結果に左右されるステークスホルダーのため?杓子定規な監査論の教科書によれば、クライアントのためなのでしょうけれど・・・難しいですよね。現実は。

 長々なりましたが、次回こそは、ベンチャー企業の方々等に役立つ税法などをアップしようと思います。あくまで思います(笑)。ではでは。  


Posted by ayamizu at 20:35Comments(3)パース先生

2008年06月11日

はじめまして。

公認会計士の永野です。
はじめましてになるのかな・・ブログでは。また、綾水会の皆様、昨日はお疲れ様でした。
モチベーションをさらに上げさせてもらえる一日でした。

本日は、職業柄、クライアントの第三者割当増資を中心としたM&Aの法務・税務面におけるスキームチェックとグループ会社の株式交換を用いた組織再編の法務・税務面におけるスキームチェックというマニアック?な作業をこなして、頭がパンクしそうです。ただでさえ、頭脳メモリが大したことがない人間があまり欲張りすぎるといかんですね(笑)。

ちなみに、上記「パース先生」というのは、先日会計監査でお邪魔した際に、そこの理事長にちょうど1年半前に私が監査法人を退職して、独立する前にオーストラリアのパースに語学留学という虚偽の名目のサーフィン留学をしていた事実を話し、つけられたあだ名?です。理事長曰く「いやぁ、最近の会計士の先生は変わっとるね~」それよりも、私の名前・・覚えて下さいと思いつつ、まぁいいかと。

会計士・税理士の立場ですので、たまには真面目にベンチャー企業の方にとって役に立つ税法の内容やIPO、M&A情報(勿論、守秘義務の範囲で)を掲載していきたいと思います。皆様よろしくお願いします。

永野隆

  


Posted by ayamizu at 19:17Comments(0)パース先生