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2008年10月24日

高校時代の友人



大学に入りますと交友関係は専門を同じくするもの同士が一番濃くなるのは自然の成り行きと思います。それに引き替え高校時代の同期生はまさに多士済々。
私は高校時代を父の転勤のため三重県で過ごしました。50人一クラスで1学年10組ありました。卒業後の進路で色んなクラスに分かれていたのを思い出します。




そんな同級生の中で後々画家としての才覚を現すのが武者素子です。奈良女子大学に進学した彼女にどこにそんな才能が隠されていたのか、どうやってその才能を育んだのかそんなことを聞く前に彼女は逝ってしまいました。
お嬢さんからの一通のメールが今月同級生の間を駆け巡った。彼女の死を告げるもので、誰もがあっと声を上げた。そして次に出てきた言葉が“奇才武者素子、鬼籍へ”。




友人からのメッセージをいくつか引用します:




’画家が運命だった’(私はそう思うのですが)とも言える彼女の生き様は、想像を絶する迫力でした。それ故、画家としての誇りも高く、感性はいつも研ぎ澄まされていて、計り知れないほど深く、豊かであった様に思います。彼女はメキシコに何度も行っていたようですが、「メキシコは私の心の故郷なの」と穏やかな目で話していました。又、「日本では文化や芸術が日常生活の中になかなか根付かない」とも言って、生活はなかなか厳しいようでした。海を見るのが大好きな彼女。「鎌倉の海が見たい」ということで、以前ご一緒したのですが、私が一緒に居ることもすっかり忘れ、それこそ長い長い時間、無言で海を眺めていた事もありました。



「水彩画は簡単に描けるように見えてたいへんなのよ。描き直しが利きませんからね。たった一本の線を引くのにも全精力を注ぎます。」 彼女の肉声がまだ耳に響くようです。「武者素子墨彩画の世界」のどの一つの絵を見ても、それが痛切に分かります。この秋、ポーランド、ウクライナに旅した仲間に、塚原琢也という有名な写真家がいます。身近で彼の撮影現場を見るたびに、彼と言葉を交わすたびに芸術家の厳しさを思い知らされました。武者素子も同じ世界にいたのでしょう。ボージェ・イズブランヌィエ(Bozhe-izbrannye 神によって選ばれし人々)という好きなロシア語があります。才能に恵まれた芸術家のことを指しますが、彼女もそうしたボージェ・イズブランヌィエの一人でした。



彼女の残した画廊がインターネット上にあります。お楽しみいただければ幸いです。
ご冥福をお祈りします。                                 合掌


  www.motokomusha.com

  


2008年10月20日

「おかあさんといっしょ」


以前青少年活動でお世話になった福田和禾子さんがなくなったことを6日の夕刊で知る。国際親善にもご熱心でドイツへ大勢の若者と一緒したのが今では懐かしい思い出となりました。
穏やかなそして細やかな人との印象が強い。
「おかあさんといっしょ」はまさに彼女にとっては天職だったように思います。
何人の子供たちが彼女の歌ですくすくと育ったことであろう。
彼女の名前は覚えて無い人もあるだろうけど、彼女の歌を忘れる人は誰一人いないと思う。そして日本中が人情こまやかな思いやりのある人々であふれる日々が又やってくることを、、、そんなことを予感させてくれる彼女の訃報でもありました。 心からご冥福をお祈りします。        合掌

  「おかあさんといっしょ」
  http://www.app-beya.com/works/okaasan/list.html

  「ありがとう さようなら」
  NHKみんなのうた
  作詞:井出 隆夫/ 作曲:福田 和禾子
  http://www.worldfolksong.com/songbook/grad/arigato.htm



福田和禾子さん死去 作曲家 2008/10/06 12:07
 福田 和禾子さん(ふくだ・わかこ=作曲家)5日午後5時52分、東京都新宿区の病院で死去、66歳。東京都出身。葬儀・告別式の日取りは未定。喪主は長男匠(たくみ)氏。  東京芸大卒。NHKの「おかあさんといっしょ」や「みんなのうた」などで数多くの曲を手掛けた。主な作品に「北風小僧の寒太郎」「そうだったらいいのにな」など。父は戦前から戦後にかけて活躍した歌手の故松平晃。
  


2008年10月14日

大川三世代

 




「大川三世代」とは、天領大川を三世代にわたり歩んできた若手梨農園家集団がブランド名として命名したおいしい梨のことです。大川三世代は、時期を変えて三種類の梨を栽培し、皆様のもとにお届けしています。「幸太郎」「豊作」「新吉」の三種類は、それぞれ違った良さをお楽しみいただけます。他の梨とは比べ物にならないほど美味しいものと自負しております。是非、ご賞味ください。



これは大川三世代のWebの冒頭に書かれている紹介文です。
 http://www.sansedai.com/what.html




最近福岡で全国の厳選された農産物をネット販売する会社を立ち上げられたMさんから“新吉”という品種のなしを2個送っていただきました。
“新吉”については大川三世代のWebに次のように説明されています。




赤梨系の晩生種で、和なし生産の11%を占める生産量第4位の品種である。菊池秋雄が東京府立園芸学校の玉川果樹園で天の川と今村秋を交配させて作った品種で、1927年に命名された。名前の由来は両品種の原産地である新潟県と高知県から。収穫時期は、10月中旬~11月中旬。 500g~1kg程度の大型の梨で、果汁が多く、歯ごたえのある食感で、味は酸味が薄く甘い。洋なしほどではないが芳香もある。日持ちが良い。



福岡に来るまで梨は関東近県産のものばかり食べていましたし、大川梨のことは最近まで知りませんでした。
両手の指を軽くあわせるようにして作った球形とほぼ同じ大きさの梨です。
大味で固いのではとの想像を見事に裏切るように、先ず“甘いっ”との印象でした。
果肉も真っ白でしかも梨本来の持つ舌触りと自然の風味は、一口で表せば梨らしい梨といえるでしょう。
宣伝に偽りは無かったと思います。
しかしこれは毎日食べるわけには行かないのが残念ですね。
財布の中も“なし”にしてしまいそうな“なし”ですから。

  


2008年09月25日

“社員の1行報告が会社を変える” を読んで 

 

まず最初に特筆すべきは、経営コンサルタントが口にし、中小企業経営者の大半が“やるべき”と“やれば結果が出る”と理解していることを、きちんと筋道を立てて実行したことに敬意を表したい。
ちなみに私は、“愚直に、地道に”をモットーにしておりますます其の意を強くしたところです。
サイバーマニュアルの発想は、たぶんに社外取締役の人からの意見が反映されているのかと想像しています。
この経営改革に着手されたころ、米国では不況でもあり大企業も大きく変貌することを余儀なくされ、いろんな考え方や手法が導入されました。
会社の持つ全資源、とりわけ社員一人ひとりの体の中にのみ埋もれている知見・経験をいかに顕在化させ、活用すべきかが大きな経営課題になっていました。Center of Excellence(COE)として各社員の持つ貴重な資産を一箇所に吸い上げて一元化し、そして可視化し全社で共有する考え方が生まれてきました。
しかしながら、いままでの文化になれた社員にとって“変化する”ことは自己否定にもつながり、失業にもつながると警戒する人もいたりで、さまざまな波紋を起こすことは容易に想像できます。
そういった社員の気持ちを汲みながら、新しい企業文化を植えつけ、育てることは一筋縄ではいきません。
著書の中でブレーンストーミングを含むいろんな形で社員の意識を変えていくところは圧巻です。社員に消極的にあたらしい考え方、やり方を受け入れさせるのではなく、参加意識を高揚させたところが肝ではないでしょうか。社員の参加意識・責任感(Ownership)は重要と認識されていたはずです。
社内を財務状況も含め透明にすれば、社員のひと一人ひとりが自分の貢献度を確認でき従って参加意欲も増すのは当然です。にもかかわらず社内を透明にし、絶えず透明度を上げることを恐れる経営者が意外に多いのも事実です。
結局は経営者と社員の信頼関係に帰趨するのでしょうか。
今回書に著せるほど“うまく”いったことには、理由があると思います。
私が考えるところをいくつか挙げてみましょう。
まず危機感です。やはり雇われの社長ではない創業者一族の抱く危機感はDNAも相伴って説得力があります。真剣味、まさに真剣での勝負を迫る迫力があったのではないでしょうか。
その危機感を受け止める役員・社員もまた今回のケースはふつうの中小企業とは異なっていたのではないでしょうか。それは先代の社長〔創業者〕が、古参の役員や社員との間に確固たる信頼関係を築いてきていると想像しています。
現社長の抱く危機感を全社で同じような度合いで共有できたと考えます。
もうひとつは、社員の人が海外に研修に行ったり、外国人の社外取締役がいたりグローバル化が進んでいたことでしょう。まさに
Think Global , Act Local
を誰よりも早く実践していたと思います。つまり異文化にむやみに抵抗しないばかりか、納得したら素直に受け入れる素地もあったと考えます。そして、前に記述しましたようにOwnershipで全社員が自分たちのものとして計画から実行まで自らが実践したと思います。

私の興味があるのは、いろいろと紆余屈折の社内での議論を経て今後の自社の行く道が“サービス業”だと結論付けた、その発想の源泉に迫りたいです。
また今回の成功は会社の規模や業種にも関係したのではとも思ったりします。
創業者社長の人間性の影響が及ぶ規模、そして通信サービス業界という成長産業にいたこと。これらがあいまって成功を加速したと思う面もあります。
この問いにどう答えてもらえるのか、その答えの内容に興味があります。


友人が顧問をしている会社の社長さんの著書を頂戴し、その読後感をメモにしてみました。         
非常に勉強になるいい機会をありがとうございました。



  仙石 通泰著 (かんき出版) 
  社員の「1行報告」が会社を変える

  


2008年09月19日

手作りジャム




”ボストン同様秋の足音が聞こえ始めた軽井沢から、遅ればせながらT家の果実畑の実りをお贈りいたします。毎年ご好評をいただいております母の手作りのジャムですが、今年は果実とてんさい糖(ビートが原料)のみでつくり、さらにヘルシーで自然の味を楽しんでいただけるよう工夫いたしました。旬の恵みを是非ご賞味ください。・・・・“


昨日上記の手紙が添えられた小さな箱詰めのジャムが宅急便で届きました。
年中行事になった友人のTさんからの贈り物は、我が家の楽しみの一つになっています。
そしてその味を楽しみながら軽井沢やボストンに思いをはせ、メモリーから出てくるままに一つ一つ話題にし過ぎ去り行く夏を、夫婦で振り返るのが恒例になっています。
そしてまた衣替えとともに気分も新たに年末に向け歩みだす時期でもあります。




14日の中秋の名月は楽しまれましたか? ブラックベリーとブルーベリーの写真をながめ虫の音に耳を傾けながら秋の夜長に一献傾けるのはいかがでしょうか。

  


2008年09月17日

9・11





今年もせみ時雨の中、7年経過した9・11を迎えました。
この日私の知人で、在京米国企業トップの人が社員に向けてメッセージを送りました。
ぜひ皆さんにも読んでいただきたいと思いましたので、ご本人の承諾を得て掲載します。
和訳もあわせご提供いただきました。
(一部固有名詞等は削除ないし変更しています)




【原文】
This morning instead of walking to the office, a recent activity that I have undertaken, I rode the subway.  I enjoy my walks because of the solitude of just following a preplanned route and not having to spend a lot of time thinking about crowded or overheated subway cars or being pushed against people that I have never met or perhaps never will.
This morning was different on the Subway.  It was not so crowded and I had time to observe the different people standing and sitting.  There was a young man, mid 20?s with his face down apparently asleep from a long night out.  There were two young girls going to elementary school, smiling, holding hands wearing their freshly laundered uniforms chatting away with each other.  A mother was with a young boy sitting quietly next to her.
She also held a baby wrapped tightly in a scarf against her body.  Two young girls were staring into mirrors, fixing their bangs and makeup.  And also an assortment of salarymen reading their newspapers or novels or just perhaps staring at the pages.
As I exited the train a strange thought came to my mind.  I asked myself "What if as I exited the station there was a loud explosion and the train that I was on was gone because of either an accident or act of terror?"
Of course I would be impacted by this event.  Perhaps, I would be scared, shaken up afraid to go into a subway for a while.  I also thought I would feel grateful that I had not been on that ill fated subway car.  I would probably watch the event over and over on the evening news and see the faces of the same people that I saw on the subway continuously flashed on the evening news.  But what about those faces, who were they and what would their death mean to me? Although I would mourn for their loss, I really did not know them.
When I was in high school we were required to memorize famous prose. One sentence written by John Donne was sealed into my memory by the repetitions required to memorize it.  "any man's death diminishes me, because I am involved in mankind."   Today I wondered how my life would be diminished without ever knowing the people on the subway car that I rode.
Maybe it would be, maybe not.
Seven years ago on September 11 an event conceived in evil, ended the lives of 176 our colleagues.  You may ask yourselves who were they and why should you care? Remembering 9/11 may just be an our company ritual of remembrance that happens each year at this time.   After all they too were only like
the people on the Subway we rode with this morning.  Students and teachers, young mothers who were the sole support of their children, husbands, wives, grandparents? just ordinary people.  Or if we choose to look closer into the lives of those who died September 11 or in my imaginary event today will we discover that they were in fact extraordinary individuals whose very existence had some small impact on our lives or because of their uniqueness in how they think, how they create or empower they may have dramatically changed the course of our lives had a tragic event not occurred.  I prefer to believe the latter. We
are not castles surrounded by impenetrable walls and impassable moats.
It is through the vast array of interdependencies both observed and hidden that we both exist and evolve. By taking time to remember the people we know and learning and caring about the people we only read or hear about in the news can this chain called life evolve and create a better world for us and our children.
So each year at this time, I take the time to remember our colleagues from
9/11 because in their memory I have learned to care about the lives of the subway passengers and know that I would be less without them.
                                                  W.S (signed)




【和訳】

みなさまへ、

今朝、私は最近の日課に背き、歩いてオフィスに向かうのではなく、地下鉄に乗る
ことにしました。 混み合う蒸し暑い電車の中、見ず知らずの、そして二度と会う
ことのない人々にぴったりとくっつくこともなく、決まった道を1人で歩くのが好
きなのです。
でも今朝の電車は違いました。車内はそう混んでおらず、立っている人や座ってい
る人を観察する時間がありました。20代の、昨晩遊び疲れたであろう男性が、俯
き眠りこけていました。パリッとアイロンのきいた、洗ったばかりの制服を着た小
学生の女の子が2人、登校中、楽しそうに笑いながら、手をつないでおしゃべりし
ていました。 静かに座る幼い男の子を横に座らせた母親は、スリングに赤ちゃん
をすっぽりくるみ抱いていました。若い女の子2人は、鏡を覗き込み、前髪や化粧
を直していました。もしかしたらただページを見つめていただけかもしれませんが
、たくさんのサラリーマンも新聞や小説を読んでいました。

電車を降りる時、不思議な思いが湧き上がってきました。 "もし駅を出る時に、事
故かテロによる大きな爆発があって、自分が今まで乗っていた電車が吹き飛ばされ
たらどうなるだろう?"
もちろん自分はその事件に影響を受けるでしょう。ひょっとしたら、あまりの恐怖
に、再び地下鉄に乗れるようになるまで時間がかかるかもしれません。ちょうどそ
の不運な車両に乗っていなかったことに心の底から安堵するとも思います。夜のニ
ュースで、何度もその事故場面を見ては、車両で乗り合わせた人々の顔を思い浮か
べると思います。しかしその人たちの顔にどんな意味があるのでしょう?彼らは誰
で、彼らの死は、私にとってどういう意味があるのでしょうか?もちろん彼らの死
を悼みますが、知り合いという訳ではなかったのです。
私が高校生だった時、有名な散文を暗記させられました。何度も暗記させられたこ
とで、ジョン・ダンの一節を忘れることができなくなりました。 "誰が逝くも、これに
よって自らが死に往くに等しい。何故ならば、我もまた人類の一部であるが故
に"  今日、同じ車両に乗り合わせた人々を永遠に知ることなく、どうやって自
分自身の命もまた削られることになるのか考えていました。削られるのかもしれな
いし、削られないのかもしれない。
7年前の9月11日、悪意に満ちた事故によって、176名の同僚社員が犠牲
になりました。貴方は、"それ誰?どうでもよくない?"と言うかもしれません。9
・11を思い出すことは、毎年この時期に行う恒例のわが社の追悼儀式のような
ものかもしれません。結局のところ、彼らもまた、私たちが今朝地下鉄ですれ違っ
た人々と同じなのです。生徒や教師、子供を1人で養う若い母親達、夫、妻、祖父
母・・・ごく普通の人々です。 あの9・11で亡くなった人々の人生を掘り下げ
て見ることが、又は今日の私の地下鉄における想像で、乗客は事実、各々非凡で
あり、その存在が我々の人生に幾許かの影響を与えていたことに気づくことが、又は
彼ら1人1人の独自の考え方、創造性、そして彼らの与える力によって、我々の人
生航路が大きく変えられることがあるという事実が、悲劇を未然に防いだのかも知
れません。私は後者であると信じたいのです。
  私達は難攻不落の壁や、決して渡れない堀に囲まれているわけではありません。
目に見える、または隠された様々な相互依存の関係により我々は存在し、進化して
いるのです。亡くなった人々を思い出したり、ニュースで見たり聞いたりするだけ
の人達を知り、その人々を気にかけることで、命と呼ばれるこの絆が未来に繋がり
、あなたや私達の子供達にとってより良い世界を作り出すことができるのです。
ですから毎年この日、私は9・11で犠牲になった同僚達を思い出すことにしています。
彼らを追悼することで、地下鉄で乗り合わせた人々の人生を思いやること、そして
彼ら無しでは自分の人生も欠けてしまうことを覚えたのです。
                                               W.S.(サイン)





そしてこれを読んだ社員の家族の感想を添えます。




感想や意見を述べてもいいいの? 人は、稼ぐだけでなにごとにも、最近は無関心になり、自分の利害関係者だけの仲間で集まり、世の中、世界、あらゆる人々、動物やすべての生き物が、どのように自分と関わっているかなど、物事を深く考えなくなっているみたい。 W.Sさんの切実なる人へのおもいやりを忘れてほしくないためにも、あえて、無駄に大切な人の命が、消えしまうこと、そして、無駄に消えなくてもすむ知恵や、事を起こす相手かたの考えをしり、理解し合うことで、大切な命を失わなくて済むかもしれないとかんがえさせられるね。そして、知らない人というけど、ひとはしらなくても、自分や、家族、友達とかぞえたらきりない輪があるはず。決して、名前をしらないからというだけで、自分と関係ないと思うようになってる最近の人びとの心が、病みはじめているのね。大切な仲間関係を常に心にとめて、今、この悲しいことを教訓として、会社のたった小さな組織の仲間をしり、大切仲間意識をこの機会に、考え、大切にしてほしいと願っていらっしゃるのではないかしら。とても素晴らしいメッセージね。                   
 一社員の家族

  


2008年09月16日

男女共同参画推進への取り組み




「優秀な女性職員の採用拡大に向けた取り組みを強化し、大卒以上の採用において研究職、技術職の女性採用比率を 13%以上とする」という目標を定めました。

「女性職員の活用に係る理解促進や、女性職員のキャリアコンピテンシー(自律的なキャリア形成力)を向上する策を講じていきます。具体例としては、キャリアコンピテンシー向上に係る主要策の一つであるメンター制度について、平成 21年度までに整備する。」という目標を定めました。


平成20年3月、男女共同参画の実現を現在の重要な経営課題として捉え、積極的かつ計画的に男女共同参画を推進していくために「原子力機構男女共同参画推進目標」を定めました。


以上は独立行政法人日本原子力研究開発機構の最近の広報誌(JAEAニュース第24号4ページ)から原文のまま引用いたしました。

戦後わが国の原子力開発が再開して50年以上の年月がたち、電力発電も原子力に40%以上依存するまでになりました。女性の活躍をますます期待する声とともに、いよいよ採用も本格化し、キャリア形成はじめ数々の手立てを講じ、制度や環境を整備していくことは朗報といえましょう。



同誌ではメンター制度にも言及しています。



メンター制度は、直属の上司による業務上の指導とは別に、メンター(よき指導者)が後輩職員であるメンティー(助言を受ける者)から話を聴き、日常における不安解消および成長の支援を行う制度であり、、、、、。


メンター(あるいはメンタリング)がこのようにいろんな場面で実効的に生かさせていることに、改めてその重要性を認識させられました。



それにしても女性採用比率13%はどのように理解したらいいのでしょうか。

  


2008年09月09日

先端研究最前線

   -The Emerging Research Frontier



MIT の工学部長(Dean of Engineering)に1861年建学以来はじめてアジアから選ばれたSubra Suresh教授に先月東京で会う機会があり、そのとき話をされた内容の一部を紹介します。

MITにおける先端研究は
 • 既成学問分野間の摩擦も無くhas no disciplinary constraints

 • 高次元の複雑な、マクロの問題をis defined by highly complex, “macro” problems
   (energy, environment, human diseases, …)

 • グローバルのチーム編成でwill be shaped by global teams

 • 人口増加に伴う経済発展を常に頭においてwill be influenced more strongly by
   emerging economies with large population

設定したテーマを遂行していきます。

主要な研究対象はKey intellectual thrusts
 • 多岐、多分野にわたるものでMultidisciplinarity
   - エネルギーEnergy
   - 地球の環境保全Global environmental sustainability
   - 情報通信技術Information and communication technologies
   - 工学、生命科学、医学、公衆衛生の融合Intersections of engineering,
    life sciences, medicine and public health

が挙げられます。

アトムからシステムへ、ナノからマクロへのキャッチフレーズに表現されますように色々な分野の考え方を統合した方法で研究を進めます。Atoms to Systems, Nano to Macro - Integrated approach

具体的なテーマには
 • 交通・運輸Transportation
 • 水Water
 • 数値計算、最適化と経済学Computation, Optimization and Economics
 • がんとナノテクCancer Nanotechnology
 • 環境保全のための物質・材料Materials for environmental sustainability

などがあります。

MITがフランスのパスツール研究所と共同でマラリアの撲滅にチャレンジしている例もあります。

Suresh教授が提起されたように今世界には人類にとって待ったなしの課題が山積しています。
アジアには鳥インフルエンザのようにいくつか挑戦すべき問題があります。アジアに近い九大をはじめとした九州の大学がアジア諸国の大学・研究機関と連携しアジアの人たちのため、ひいては地球全体のためにひとつひとつそれらの問題を解決してゆく道を真剣に探るべき時期が来ていると思うのは私だけでしょうか。  


2008年07月25日

サーモン(Salmon)



農業分野で新しい試みを始め、綾水会でも発表したことのある九大の若き卒業生Fさんが順調にその事業を発展させていると聞いてうれしい限りです。
そのFさんから同じネットワーク仲間のいわゆるのれん会を紹介され、そこでお勧めの鮭(サーモン)を注文しました。根室産天然時鮭セットです。
カタログには、
“時鮭”はロシアのアムール川あたりから下りてきて成長途上の状態で獲れる白鮭のこと。
普通、鮭は産卵のため母川に帰ってくる秋から冬に獲れるが,この“時鮭”は5-7月ごろに根室沖近海で漁獲された鮭のこと。産卵期までまだ間のある若い鮭のため、体の栄養が卵にとられずに、体に旨みが凝縮されて、脂ののりも秋鮭とは比べ物にならないくらいよく、トテモ美味。
とあり、地元の漁師の人たちは、この美味しい鮭を“シーズン(秋)を知らない”という意味で“時鮭(トキシラズ)”と呼んで食べているそうです。
確かに、こぶりながら身の色もよく味もご飯をおかわりしたくなるほどです。山わさびがいっそうの趣を添えます。


さっそく近くに住む息子たちに
Please stop by to taste fresh SALMON.
と携帯にメールしました。
思わずSALMONじゃなくてSERMON(説教)とつづるところでした!
暑さの中冷や汗で一服の清涼(?)

  
タグ :時鮭


2008年07月11日

企業の寿命




写真は目黒区の住宅街の一角です。最近家が取り壊され、庭木、庭石も取り払われ更地になりました。今まで四季折々に花々や実をつける木々が多々あるお屋敷だったのに残念です。電子部品会社の創業者の自宅で隣には以前設計と製作の小さな工場もありました。
戦後多くの小さな町工場が生まれました。また大企業も日本復興にむけて新しい産業の担い手として人を集め製造が始まり60年代にはめまぐるしい発展を遂げるにいたりました。
とりわけ日本電気はオープンな社風があり、中小企業と密接な連携をしながらいわゆる電電ファミリーの中核になり、それに伴って港、品川、大田、目黒のエリアにそれらの企業が工場を建て、同じ敷地に住まいもあわせ持ちました。事業の発展とともにかなりの人が郊外に工場を移しました。住宅地の真ん中にめっき工場が20年ほどまえまで操業し、その後宅急便の集荷場になり今では私立高校の体育館になっている例もあります。

さて前置きが長くなりましたが、この更地を見るにつけ“企業の寿命”について考えさせられます。確か30年がピーク時だと記憶しています。
早速インターネットで検索しましたらデータがありました。
日本経済新聞社が20年以上前に統計を採って分析していました。
(会社の寿命―盛者必衰の理 (新潮文庫) (文庫) 日経ビジネス (編集) )

確かに企業の寿命は30年と結論付けています。またその結果を2004年に改めて検証し依然としてその寿命30年説が生きていることを確認しています。

http://www.nikkei.co.jp/needs/analysis/04/a040922.html
http://www.nikkei.co.jp/needs/analysis/04/a040121_4.pdf

検証結果の表を次に引用しました。



 検証を担当された電子メディア局データ事業部 加藤岳彦氏によれば、


“高得点の3グループ(10年以下、10代、20代)に共通しているのは、高い収益性と成長力です。もっとも、年齢がすべてではありません。設立30年を過ぎた企業群について、総合評点の上位を見ると、1位の武田薬品工業(設立後79年)、5位のキヤノン(同66年)、6位の任天堂(同56年)、8位のトヨタ(同66年)など、10位のローム(同45年)など超のつく優良企業がひしめいています。トップ10のうち、7社は設立30年以上の企業です。トップ10入りする企業の多くは、収益性の高い事業への選択と集中やグローバルへの最適展開などを図っています。そうした自己変革を続けることが、設立30年を過ぎた後も、輝きを保つカギのようです”

 と分析され、次のように結論付けられています。


“「小粒でも、生きが良いのが、30年」というのが、優良企業となりうる最初のステージ。その後は、規模をさらに拡大しつつ、変革を続けて、以前の強さも維持していくのが、次に訪れるステージといえそうです。”


ベンチャーの経営者への大いなる指針ではないでしょうか。

  


2008年06月30日

在るVCの総会で


あるITに特化したベンチャーキャピタルが投資家と出資先のベンチャーを対象にしたセミナーを開きました。著名なIT業界のリーダーやコンサルタントから、地域&企業間格差・ネットワークコンピューティング・IT人材・教育・ガラパゴス現象等のキーワードで的確な状況分析と示唆に富んだ話が盛りたくさんありました。
その折挨拶をする機会を与えられましたので、それから引用してみました。

社会構造の変化、産業界の変革、技術革新が一気に進む中、ますますベンチャーの皆さんへの期待が高まってきているとおもいます。特にテクノロジーベースの企業の役割は重大なものがあると思います。
昨今格差是正、特に所得格差是正が声高に叫ばれています。昨年の今頃はイノベーション25も策定され、国を挙げていざ取り組もうとしていた“イノベーション”はどこかに吹っ飛んだ感があります。しかし、ベンチャーというのは周囲からちやほやされ、いつも話題の中心になっているものでもなく、黙々と愚直に毎日の努力を積み重ねるのが本来の姿です。ですからむしろ静かな環境が与えられ、いい仕事ができると思ったほうがいいのではないでしょうか。
今話題の映画に“1978年、冬”があります。
今からちょうど30年前はいろんなことがおきているのですね。とりわけ日中の交流が活発になった時期との印象があります。同じ年に私の所属するMIT エンタープライズ・フォーラムもNPO法人としてマサチューセッツ州のケンブリッジで発足、以来全米、ならびに先進国に25の支部を設立、テクノロジーをベースにグローバルに事業展開できる起業家を発掘、育てる活動を続けています。
MITではイノベーションこそが富を創出し社会を豊かにするものと信じているからです。イノベーションとはINVENTION + DEVELOPMENTと定義することもできます。発見やアイディアを基にした発明のシーズを、世の中に役立つように日々開発の努力を惜しまず継続して初めて実るものです。まさにベンチャーの人たちが日常の業務としてやっていることそのものです。
皆さん、今世界の人口は何人と思いますか?
本日6月30日の推計では、6,706,794,824人*です。
毎年7000万人以上増加し、2050年には90億人を優に超えていると考えられています。
MITのMOT(技術経営)コースの卒業生でもある、前国連事務総長のアナンさんが在任中常々言っていました:

“ 世界共通の理念と市場の力を結びつける道を探りましょう。
  民間企業の持つ創造力を結集し、
  弱い立場にある人々の願いや
  未来世代が必要とすることに応えていこうではありませんか “


綾水会に関係するベンチャーの皆さんがひとりでも多くアナンさんの呼びかけにこたえることを期待し、また投資家の皆さんには力強いご支援・ご協力を改めてお願いしたいと思います。                      

*参考資料
U.S. Census Bureau , World POPClock Projection
http://www.census.gov/ipc/www/popclockworld.html