2008年10月29日
新商品を販売する心構え
見た人も多いと思いますが、
先日テレビ東京で放映された「カンブリア宮殿」に出演されたハードロック工業の社長が、
「生まれたての商品は気力で売り込め」という発言をされていました。
とても深みのある言葉だと思います。
この会社は「一度締めると絶対に緩まないナット」を開発するなど、技術力が極めて高い会社です。
しかし、新商品を発売した当初は売れない日々が続いたようであり、
そのような経験から「生まれたての商品は気力で売り込め」という考えを持っているようです。
高い技術力があっても世の中に浸透させるには気力で売り込むことも必要だということです。
もちろん、相手のことを考えない押し売りは絶対にいけませんが。
創業間もないベンチャーが提供する新しい商品・サービスであれば、二重で気力で売り込む心構えが必要だと感じました。
私自身、これからは「気力」を意識しようと思っています。
2008年07月24日
一瞬で!心をつかむ売れるキャッチコピー
最近読んだ本のご紹介です。
「一瞬で!心をつかむ 売れるキャッチコピーの法則」(著者:田村 仁、発行:株式会社秀和システム)
本屋でこの本が目に入り、題名を見た瞬間、一瞬で心をつかまれました(笑)。
著者は花王株式会社でコピーライティングをしていた方です。
新聞や電車の中吊りなど、いたるところで広告キャッチコピーを見かけます。
ただ、本当に質の高いキャッチコピーがいかに少ないかが、この本を読んでよくわかりました。
良いキャッチコピーは、
その商品を買うと、
どんな「いいこと」があるかを、
できるだけ平易な言葉で、
魅力的に、
一瞬で理解できるように、表現しています。
次のキャッチコピーを見てください。
「その住まい、志、あり」(マンションのキャッチコピーです)
このキャッチコピーからは、
そのマンションを購入すると、どんないいことがあるのか分かりませんし、
そもそもここで言う「志」って何だ?という感じで意味不明ですよね。
次は、花王の大ヒット商品「洗剤アタック」のキャッチコピーです。
「スプーン1杯で驚きの白さに」
アタックが販売されるまでは、衣料用洗剤と言えば、自転車のカゴに2つも入れたら他の荷物を入れる余地がないほど大きなものだったそうです。
また、「洗っても洗っても残ってしまう黒ずみや黄ばみ汚れ」を落とす画期的な技術を取り入れました。
その商品の魅力を的確に表現したのが、上記のキャッチコピーです。
このキャッチコピーであれば、見た瞬間、手を取りたくなりますよね。
キャッチコピーの考え方は、様々なところで応用がきくと思います。
まずは、身近なキャッチコピーを注意深く見てください。
けっこう面白いですよ。
2008年07月07日
小さな虫との格闘
昨日から、オフィス内で小さな虫が飛んでいます。
ハエよりも、蚊よりも、もっともっと小さな虫です。
私の周りを飛びまわるので、叩こうとするのですが、するりとかわしやがる。
なかなか手強い。
追いかけてもすぐに隠れてしまい、とても小さいので、なかなか見つけることができません。
現在も格闘中。
この手強い小さな虫と格闘しながら、ビジネスについて考えました。
小さな虫は、すばしっこく、しかも隠れるのが上手。
ベンチャーのビジネスも、この小さな虫のように、
スピーディーに、しかも競合相手に見つからないように、あるいは手が出せないようにすることが重要。
この手強い小さな虫に、あらためてビジネス戦略について考えるきっかけをもらいました。
ありがとう、虫くん。
もう追いかけないよ、オフィスで遊んで行ってくれ!
2008年06月29日
目は口ほどに物を言う
「目は口ほどに物を言う」と言いますが、
最近、「嘘をついている人」がどんな目をしているのか、何となく分かってきました。
なんか、いやな性格かもしれませんが。。。
今朝テレビで、飛騨牛やウナギの偽装問題に関する報道を見ましたが、
そこに出てくる経営者の目を見ると、「あ~、間違いなく隠し事をしているな」と感じます。
ビジネスにおいては、嘘を見破る力は重要なスキルです。
色々と儲かりそうな話を持ってくる人がいますが、その人の言う通り信じていたら、
最後に痛い目にあうなんてこともあります。
実際、私も営業の駆け出しの時、嘘が見破れず痛い目にあった経験があります。
相手が話している内容に加え、目を見ることで、より正確な判断ができるようになると思います。
隠し事をしている目、後ろめたいことがある目には共通点があります。
言葉では表現しづらいのですが。
皆さんも、じっくり観察してみて下さい。
きっと気付くはずです。
2008年06月16日
ヤフードームのマーケティング
最近、野球観戦にはまりつつあります。
6月12日も、交流戦(ソフトバンク-中日)に家族で行ってきました。
熱烈なホークスファンには怒られそうですが、
私は、内野席で、ゆっくりとお弁当とビールを楽しむのが好きです。
ところで、ドームで販売されているお弁当やビールって、決して安くないですよね。
でも、毎回、躊躇なく買ってしまいます。
しかも何杯も。
客観的に分析してみると、
私は、野球観戦というアミューズメント一式にお金を払っている感覚なのでしょう。
だから、若干値段の高いビールでも、躊躇せずに買ってしまうのだと思います。
ビジネスにおける価格戦略の参考になります。
また以前、オープン戦の無料チケットが郵便ポストに入っていたので行ったこともあります。
オープン戦だから、大して観客はいないだろうと思っていましたが、
予想に反してドームは、ほぼ満員になっていました。
おそらく私と同じように、せっかく無料チケットをもらったのだから行ってみようと考えた人が多かったのでしょう。
すごく商売上手だと感じました。
なぜなら、私を含め、ほとんどの人がお弁当などを買っているからです。
無料チケットにしなければ、観客は断然少なかったでしょう。
そうすると、売上も減少してしまいます。
観客が多い少ないにかかわらず、ビールの売り子を雇ったり、売店を開けると考えると、
稼働率が高い方が良いに決まっています。
もちろん、売上への貢献のみならず、オープン戦で野球観戦に興味を持ち、リピーターになってくれる可能性もあるわけです。
私なんかは、その典型です。
と言いますか、ソフトバンクのマーケティングの思う壺になっている気がしますが。。。
身近にある商売を注意深く見てみると、ビジネスで参考になることが多いですね。
2008年06月09日
データ復旧
最近、デジカメのデータ(SDカード)が壊れ、
画像が完全に消えてしまうというショッキングな出来事がありました。
定期的にDVDなどへデータを移しておけば良かったのですが、
マメな性格ではない私は、もちろんしていません。
子供の写真など大切な思い出がたくさん入っていたので、かなりショックを受けました。
ただ、データを復旧してくれるサービスがあることは知っておりましたので、何とかなるだろうとも思っていました。
早速、データ復旧を依頼する会社を探すためインターネットで数社探してみましたが、
けっこう価格差があることに気付きました。
容量1GのSDカードだったのですが、3万円を超える会社がある一方、
なんと8,700円で対応してくれる会社を発見。
今回の場合、データが元通りになりさえすれば良いため、当然のことながら最安値の会社へ発注。
本日、復旧された画像が手元に届き、内容を確認しましたが、ちゃんと元通りになっていました。
ホッと一安心です。
それにしても会社によって、こうも価格差があるとは思いませんでした。
仕事上のデータ復旧であれば、
やはりプライバシーマークを取得しているような信頼のおける会社に依頼したと思いますが、
今回は個人的なデータ復旧であったため、信頼よりもコストを優先しました。
どこの業界も競争が激しいですね。
2008年06月02日
なうデータ研究所
綾水会メンバーである株式会社なうデータ研究所の大野社長とお会いしてきました。
なうデータ研究所は、九州工業大学発のITベンチャーで、飯塚市に事務所があります。
独自技術を持っており、
WEBシステムの開発では、
一概には言えませんが、
大手システム会社と比べ、コストを1/2以下に抑えることも可能です。
WEBシステムの開発を検討している会社は、
なうデータ研究所の話を聞いてみることをお勧めします。
なうデータ研究所は、客観的に見ると、絶好調という感じです。
やはりオンリーワン技術がある会社は強いですね。
なうデータ研究所は、将来有望なベンチャー企業であることは間違いありません。
今後の成長が楽しみです。
2008年05月30日
ご挨拶(宮脇/チェースアンドインクリーズ)
はじめまして。
株式会社チェースアンドインクリーズの宮脇と申します。
弊社は、大学発ベンチャーをはじめとした技術開発型ベンチャー企業を対象に、
営業・資金調達・人材採用のお手伝いをしております。
昨年9月に起業したばかりの新米経営者です。
職業柄、多くの経営者とお会いします。
その中で気付いたことを書いていければと思っています。
宜しくお願いします。