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2008年06月17日

会計士を題材としたテレビ番組

 こんばんは。公認会計士・税理士の永野です。
今日は、タイトルのとおり、一つ会計士の紹介を兼ねてテレビ番組の紹介を。

 弁護士・医者を題材としたテレビドラマは枚挙にいとまがないほど放送されていますが、超レアな?会計士を題材としたドラマ「監査法人」が現在進行形で放送されています。ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、NHKで土曜日の21時から放送されています。↓
http://www.nhk.or.jp/dodra/kansahoujin/index.html

 前回の放送では、公認会計士で構成する監査法人の若手会計士が厳格な姿勢で監査に臨み、会社の不正をただす反面、会社を倒産させる事態に陥り、葛藤していく姿が描かれていました。前回の放送を受けて、(会計及び監査にあまり明るくない)知人から、不正を行った北陸建設工業が悪いことをしているんだろうなというのは何となく伺えたけれど、何がどう悪いのかはよく分からん・・との指摘を受けました。
 NHKも視聴者の理解に苦しむ言葉には、テロップで意味がわかるようにしてくれればいいのにと思いながらも、答えた次第です。

 通常、建設会社は建築主から依頼を受け、マンション等建設しますが、ディスクローズが要求される上場会社等では、計上される売上高には実現性が求められます。つまり、建築物を完成させ、引き渡し、建築主が検収という名の建築物の確認を実施し、問題なければ、その時点で建設会社が売上高を計上していいことになるわけです(工事完成基準が前提の場合)。「工事完了報告書」があるのか?などの言葉が飛び交っていたのはそのためです。
 しかし、ドラマの建設会社ではどうだったかというと・・・いまだ完成していない建築物を完成したかのごとく見せたり、土地買収だけが済んている状態で売上高を計上したりということで、翌期以降になるはずの売上高を当期に先食いしているのですね。当期の売上高を水増しして業績を良く見せるために。

 若手会計士がドラマの中で、確か会社の担当者に「売掛金台帳を見せて下さい」と言っていたかと思うのですが、要は売上高は上がっているけれど、入金がなく回収サイトが長くなっている状態であれば、前述したような先食いの売上高がある可能性があるため、それを確認していたんですね。後は現場視察でウラを取る。それを受けて、会社は慌てて、マンションが完成して、あたかも住民が入居している(売上高の計上に問題がない)ことを装うために、工事中の足場を外したりと巧作する・・・あそこまで大胆な会社は今のご時世それほどないかと思うのですが。
 しかし、依然として粉飾決算を行う手口としては、①売上高を先行させる、②在庫を過大に評価するというのが最もやりやすい手ではあるでしょう。

 とはいえ、会計士がクライアントから多額の監査報酬をもらっていて、それでいて会社の不正を正す結果、会社が右肩下がりになるというのは、通常の合理的な経済取引の観点からすれば、相矛盾するところがあるように感じられる方も多いと思います。監査って誰のためにやっているの?報酬もらっているクライアントのため?ディスクローズの結果に左右されるステークスホルダーのため?杓子定規な監査論の教科書によれば、クライアントのためなのでしょうけれど・・・難しいですよね。現実は。

 長々なりましたが、次回こそは、ベンチャー企業の方々等に役立つ税法などをアップしようと思います。あくまで思います(笑)。ではでは。  


Posted by ayamizu at 20:35Comments(3)パース先生

2008年06月17日

生物種同定検査

道ばたを歩いていて、この花の名前なんだろうと思ったことはないでしょうか。
図鑑を見ればわかるものありますが、実際よくわからない動植物は無数に存在します。

最近は、世界中の科学者によって、NCBIという遺伝子データベースに10万種に上る生物種の遺伝子情報が登録されています。

生物種同定検査とは、その遺伝子情報の中で生物種(動植物)ごとに異なる部位に着目して生物種を明らかにするもので、特定できない場合でも近縁種を報告することができます。

現在は、食品異物検査に活用していますが、将来的には工業、製薬、環境、法科学分野に幅広く活用できればと考えています。

詳しくは、こちらをご覧下さい。
http://www.visionbio.com/inspect/dna/animal.html  


Posted by ayamizu at 12:01Comments(0)とんこつ